接戦落とした巨人 今年の試合終盤は「マシソン劇場」の予感

公開日: 更新日:

 巨人が接戦を落とした。31日の中日戦、3─3の同点に追いついた直後の八回裏に“劇場”の幕が開いた。

 3番手で登板したスコット・マシソン(31)が1死からルナ、福田に連打され、1死満塁から代打・小笠原に勝ち越し打を浴び、2失点KO。マシソンは「自分が投げようとした球だったけど、うまく引っ張られた」とうなだれた。

 オープン戦でも1死も取れずに降板するなど、2試合続けて乱調。二軍落ちし、この日登録されたばかりだった。昨季は64試合で30セーブ。150キロを超える剛速球がありながら、なぜ今年はこうも打たれるのか。セ・リーグのあるスコアラーはこう言っていた。

「昨年から左肩の開きが早くて球が見やすかった。もう3年見ているから、セの各打者は150キロ以上のマシソンの直球に慣れてきている。スライダーなどの変化球の精度が悪く、直球に的を絞れることもある」

 この日、ルナに直球を右前へ運ばれたのも、その前のスライダーが2球続けてボールとなっていた。次の福田には全球直球、小笠原に痛打されたのも自慢の直球だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?