救援陣崩壊で燕は記録止まる 押し出し四球「3」の“真犯人”は
ついにヤクルトの記録が止まった。
12日の巨人戦に1-6で敗れ、開幕から続いた3失点以下の記録は14試合でストップ。七回には中沢、オンドルセクが3押し出しを許すなど、鉄壁を誇ってきた救援陣が崩れた。真中監督は「押し出しになったが、しっかり攻めている姿勢はあった。こういう試合を続けていけば勝機はある」と前を向いた。
投手がいい働きをしている一方、打撃陣は得点力不足に陥っている。4日のDeNA戦で6得点を挙げて以降、7試合の平均得点は1.6点。打線の軸となるバレンティン、ミレッジが故障離脱中ということもあり、開幕14試合で1点差試合が10試合としんどい戦いが続いている。
今季はここまで貯金1の3位をキープ。大味な試合が多かった昨季と比べればチームは大きく前進しているとはいえ、こうも打線の援護がなければ投手陣が辛抱し切れないのも無理はない。
バレンティンの一軍復帰は早くても4月下旬。投手がいよいよシビレを切らさないうちに打線の奮起が待たれる。