打線沈黙、拙い継投…巨人から貯金狙うDeNAには“痛い1敗”
「六回に攻撃の流れをつくれなかったのがすべて。反省ばかり。私の責任です」
15日の巨人戦で完封負けを喫したDeNAの中畑監督がうなだれた。仕掛けた作戦が裏目に出たこともあってか、出てくるのは反省の言葉ばかり。試合後も早々に球場を後にした。
敗因のひとつは、開幕から好調を維持していた打線の沈黙だ。六回無死一、二塁の先制の好機でベンチは梶谷に強行を指示。三振に倒れると、続く筒香、ロペスも凡退で無得点に終わった。
七回には、好投していた先発のモスコーソが2死一、二塁のピンチを招く。すでに123球を投じてバテ気味だった助っ人右腕を続投させると、昨季までDeNAに在籍していた金城に3ランを浴びて、「恩返し」された。
■今季も対巨人勝ち越しに気合入るも…
試合前には、敵将の原監督がインフルエンザで「戦列を離れた」というニュースが入ってきた。中畑監督は「(原監督は)インフルになったらしいね。治し方を教えてやりたいね。わかんないでしょ」と、ジョーク交じりに気遣いを見せていた。