4年ぶりFIFA理事 田嶋氏に課せられるW杯「アジア枠」死守

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「5月下旬のFIFA理事会で正式に承認されるが、この時に大きな議題が話し合われる。18年ロシアW杯の大陸別出場枠です。14年ブラジルW杯で出場枠3.5の北中米カリブ海勢がコスタリカの8強入りを筆頭に大健闘。4.5のアジア勢は日本を含めて1勝も出来ず、アジア勢が4に削減される可能性は十分にある。4.5を死守するためにも、W杯常連国の日本から理事が出たのは大きい」(協会関係者)

 日本サッカー協会は、23年女子W杯の招致を狙っており、19年に開催地が決まる見込み。田嶋副会長の理事任期中に招致レースが展開されるとあってサッカー協会も「大きなアドバンテージになった」とニンマリだろう。

「田嶋副会長は、理事就任を手土産に来年3月のサッカー協会の会長選に出馬し、会長に就任するという青写真を描いている。そちらに気を取られて、FIFA理事の仕事がおろそかにならないように“監視”する必要があります」(サッカー専門誌編集)

 FIFAは権謀術数が渦巻き、巨額のカネが動く“伏魔殿”と呼ばれている。ルーキー理事の田嶋副会長に何ができるのか。

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