低迷する年代別代表 サッカー協会に漂う“暗黒時代”突入不安

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 U―22(22歳以下)日本代表が、昨29日の16年リオ五輪アジア1次予選I組ベトナム戦を2―0でモノにし、これで31日のマレーシア戦に勝つか引き分ければ、同組首位通過となり、来年1月にカタールで開催される最終予選に駒を進める。

 その最終予選には16カ国が参加。「出場枠3」を争う。一筋縄ではいかない国ばかりを相手にするわけだが、近年の年代別日本代表の低迷ぶりを考えると、68年メキシコ五輪以来28年ぶりに出場した96年アトランタ五輪から続けてきた連続出場が途絶える可能性だって決して低いとはいえない。

 実際、日本の年代別代表の低迷は深刻だ。14年10月、U―19(19歳以下)代表はアジア選手権準々決勝で北朝鮮に力負け。4大会連続でU―20W杯の出場権を失った。同年9月には、U―16(16歳以下)日本代表が、準々決勝で韓国に完封負け。07年から続けてきたU―17W杯出場を5大会ぶりに逃した。

 ちなみにU―19、U―16ともに出場できなかったのは、91年以来24年ぶりのこと。これで五輪代表がリオ五輪に行けなかった場合、日本サッカーは93年に発足したJリーグ以前の“暗黒時代”に逆戻りしてしまうとサッカー協会や指導現場の関係者は悲壮感を漂わせているという。

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