阪神首脳陣の曇った“眼力” ドラ1横山の巨人戦好投で露呈

公開日: 更新日:

 スカウトの目が節穴なら、新人選手獲得にはフロント幹部の意向が左右する。阪神に生え抜きの若手有望株が少ないわけだが、首脳陣の選手の実力を見極める目、起用法までおかしければ、Bクラスに低迷して当然という気もしてくる。

 阪神のドラフト1位ルーキー・横山雄哉(21=新日鉄住金鹿島)が、21日の巨人戦でプロ初先発。7回を投げ6安打2四球1失点と好投した。

 序盤の3回を無安打に抑えると、左腕から繰り出す140キロ台後半のストレートと100キロ台の大きなタテのカーブで巨人打線を翻弄。打線の援護に恵まれず白星はつかなかったものの、先発で十分通用することを証明してみせた。

 昨年11月、台湾のU21ワールド杯に登板後、ノースローが続いた。年明けの1月、大阪市内の病院で検査した結果は「左胸鎖関節炎」。2月のキャンプも二軍だった。

 しかし、体調が万全になった開幕後、首脳陣が用意したポジションは二軍の先発要員。ローテーションに定着、8試合で2勝4敗、防御率3.05とそこそこの投球をしながら、それでも一軍には呼ばれなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん、石原さとみに立ちはだかった女優35歳限界説

  2. 2

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  3. 3

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  4. 4

    沢口靖子はまさに“奇跡のアラ環”!「2025年で『60歳』のお美しい女性有名人」圧倒的1位の原点

  5. 5

    視聴率トップ「モーニングショー」山口真由氏に続き…女性コメンテーター2人も"同時卒業"の背景と今後

  1. 6

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  2. 7

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  3. 8

    杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと

  4. 9

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  5. 10

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」