<第36回>2日間で9回 大きな制球ミスはほとんどなかった

公開日:  更新日:

 12年初夏のこと。日本ハムGM(現スカウト顧問)の山田正雄は、関東のある学校のグラウンドにいた。

 花巻東を含めた3校が、2日間にわたって練習試合をする。そこで大谷が2日で9イニングを投げるという情報を得たからだ。1日目に5回投げたら、2日目は4回。連投するわけだし、肩のスタミナをチェックするにはもってこいだと思った。試合終盤の失投が許されない場面で、コントロールミスをしてしまう。どんなに良い球を投げても、そういう投手はプロに入って苦労するケースが多い。山田は大谷が春のセンバツ1回戦(対大阪桐蔭戦)で見せた投球を評価しあぐねていた。

 大谷はしかし、骨端線損傷からの病み上がり。走り込みや投げ込みが不足して、スタミナ切れの可能性がある。中盤から少しずつ、球も浮きだしていた。だとすれば、ミスをしたのもやむを得ない。体調が万全でも同様の失投があるのかどうか、投手としての実力を評価するにはもう少し、追い掛けてみる必要があると感じていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    地方は“安倍自民NO” 高知新聞「内閣支持率26%」の衝撃

  2. 2

    年商200億円の深キョン新恋人 “ホコリだらけ”の女性遍歴

  3. 3

    JOC会長を猛批判 小池知事に長男・竹田恒泰氏との“因縁”

  4. 4

    「団十郎」襲名の海老蔵が「白猿」に込めた暴行事件の自戒

  5. 5

    菊川怜の夫は裁判沙汰に…女性芸能人が“成金”を選ぶリスク

  6. 6

    カリスマ経営者が警告「リーマンに近いことに」の現実味

  7. 7

    実業家と交際報道も…深田恭子と亀梨の“愛犬散歩”目撃情報

  8. 8

    芸人から女優へ イモトアヤコは“第2の泉ピン子”を目指す?

  9. 9

    高校ラグビー決勝戦で話題に 各地の「桐蔭」の由来は?

  10. 10

    社員に聞いた 深田恭子を射止めた41歳スゴ腕経営者の評判

もっと見る