<第35回>日本ハムGMが仰天したのは本塁打より三直だった

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センバツ1回戦で藤浪から先制本塁打を打った大谷(C)日刊ゲンダイ

 高3春のセンバツ、1回戦の大阪桐蔭戦は、プロ側にとっても重要な判断材料になった。

 前年の夏の甲子園で151キロをマークした大谷が秋に故障、ひと冬越して、どんな投球を見せるか。非凡だった打者としてはどうか。日米のスカウトがネット裏から大谷の一挙手一投足に注目した。

 その大谷が二回、右中間に先制本塁打を放った。続く2打席目は四球、3打席目は三直、4打席目は遊飛。スカウトたちはいっせいに色めきたったものの、ネット裏で見ていた日本ハムGM(現スカウト顧問)の山田正雄が度肝を抜かれたのは3打席目の三直だった。

「本塁打は金属バットだし、高校生の力があれば、詰まってもスタンドに放り込めます。さほど驚くことじゃありませんけど、あのサードライナーは本当にびっくりしました」と、山田がこう続ける。

「打者は通常、スイングの始動時に 

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