交流戦絶好調の阪神 マートン&メッセが“尻に火”点いたワケ

公開日: 更新日:

 問題助っ人が連日の活躍だ。

 阪神は7日の日本ハム戦、マートンが決勝打を含む3安打2打点と勝利に貢献。お立ち台で「ボチボチでんな」と関西弁で笑顔を見せた。6日にはメッセンジャーが8回無失点の好投で大谷に投げ勝ったばかりだ。

 マートンとメッセはこれまで、自身の不調に加え、緩慢プレーでチームをひっかき回してきた。マートンは気のない守備で投手の足を引っ張り、何度も乱闘騒ぎを起こした。メッセは4月にバントのサインを無視して球団から事情聴取され、不調で二軍降格も味わった。

 2人の不調と増長に合わせるようにチームは開幕からBクラスの低空飛行が続いた。マートンは年俸4億5000万円+出来高、メッセは13年から2年総額5億円(ともに推定)と高給を食んでおり、OBやマスコミからも「助っ人偏重のチーム編成の弊害だ」「こんな増長するような助っ人はクビにすべき」との声も出ていた。

 そんな2人がここに来てギアを上げた。メッセに至っては二軍調整中に減量したそうだから、「ならば開幕からきちんと絞っておけ」と言いたくもなるが、ようやく気を吐いたのは自身の去就問題とも無関係ではないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い