移籍で打ちまくる矢野は日ハム“5年越しの恋人”だった

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 巨人から移籍の矢野謙次(34)が、新天地の日本ハムでやたらと打ちまくっている。

 23日のロッテ戦は6番DHで出場して4打数2安打。移籍後の計7試合で18打数8安打の4割4分4厘だ。

 日ハムが矢野と左腕の須永(29)を獲得して、巨人に中継ぎの矢貫(31)と左打者の北(26)を放出した今回の2対2の交換トレード。外野と中継ぎ右腕を補強したかった両球団の思惑が一致した商談だったのは間違いないとして、「日本ハムはかなり以前から巨人に、矢野が欲しいと商談を持ち掛けていたと聞いています」と、日ハムOBがこう続ける。

「糸井(現オリックス)がまだいたころで、かれこれ4、5年くらい前からでしょうね。右翼を糸井、中堅を陽、左翼を中田が守っているころから、日本ハムは矢野の勝負強い打撃に着目。編成やフロント幹部がファームの試合にも足を運んで、矢野を追い掛けていたのです。代打もしくはDHとして、打つだけならヘタな外国人よりよほど戦力になると判断していたといいます。巨人時代は一、二軍を行ったり来たりの選手でしたけど、巨人のフロントは日本ハムの申し出に対して頑として首をタテに振らなかったそうです」

 日ハムはドラフトと育成が基本方針。生え抜きを中心にチームづくりをする球団が、4、5年も前から異リーグのベテランに目を付けていた。矢野が新天地でいきなり活躍するのは、偶然ではなさそうだ。

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