「力不足…」 インディアンス村田は初昇格初先発も5失点黒星

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 ようやく巡ってきたチャンスも生かせなかった。

 インディアンス傘下3Aコロンバスの村田透(30)が28日(日本時間29日)のオリオールズとのダブルヘッダー第2戦にメジャー初先発。3回3分の1を2本塁打を含む4安打5失点(自責点3)で初黒星を喫した。二回、下位打線に連打を浴びて2点の先制を許すと、四回にはデービス、スナイダーに一発を浴びた。7番ハーディにこの日、初めて四球を出して降板を告げられた。

 大体大から07年のドラフト1位で巨人に入団。大場(ソフトバンク)、篠田(広島)の「外れ外れ1位」だったものの、最速147キロの本格派右腕として期待された。

 しかし、巨人では力を発揮できず、一軍登板がないまま、10年オフに戦力外通告。当時、「巨人非情 ドラフト1位選手をたった3年でクビ」と話題になった。失意のまま12球団合同トライアウトを受けた村田は、自らの能力不足を認めつつ、こう素直な思いを吐露していたものである。

「ファームでもほとんどチャンスをもらえなかった。正直、納得していません。『育成の巨人』というなら、もう少しチャンスが欲しかった」

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