センバツ出場校の糸満 打撃強力でも守備と投手力に不安あり

公開日: 更新日:

 地元では「暑い夏こそ本番」という声が多いのが、糸満(沖縄)だ。

 春のセンバツでは天理(奈良)に初戦負け。その屈辱をバネに、4月の九州大会では大分県大会覇者の鶴崎工を初戦で撃破。2回戦では飯塚(福岡)を破り、準決勝進出。九産大九州(福岡)に3-4で競り負けたものの、ベスト4まで勝ち上がった。持ち味は土壇場での粘り強さと3試合で21点という打撃だ。

 九州地区担当スカウトが言う。

「今秋のドラフト候補にも名前が挙がっている遊撃の池間、エースの金城、捕手の比嘉、中堅の大城は同じ豊見城ボーイズの出身。ボーイズではそれと知られた選手で、県外の強豪校に勧誘されたこともあった。この4人が糸満に進学を決めた時から、地元では『数年後は糸満の天下だ』といわれていましたからね。ただ、打力はある一方、守備と投手力に不安があり、九州大会では3試合で20失点。ザルで水をすくうことにならなければいいんですが……」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝