日大三はケーキ反省会…甲子園の名将悩ます今どき若者気質

公開日: 更新日:

 青年とも呼べる年齢に中学生の指導経験。これなら昨今の若い部員とのギャップも少ないだろう。

 センバツを制した敦賀気比(福井)。チームを率いるのが、34歳の東哲平監督だ。98年には敦賀気比の4番打者としてセンバツに出場。2011年から母校で指揮を執っている。

 この東監督のモットーは「打てないなら打てるまで、捕れないなら捕れるまでやれ」。一見、スパルタ教育のようだが、巧みに部員同士の競争意識をあおり、元中日のトレーニングコーチが経営するスポーツジムに選手を通わせるなどしている。

 かつて中学硬式野球チームの監督を務めていた経験も一役買っているのだろう。

 しかし、「いまどきの若者」の指導は、多くの監督にとって悩みのタネだ。根性論、精神論が幅を利かせた昔ならいざ知らず、今はそのやり方では誰もついてこない。

「最近の子は知識があるのはいいが、頭でっかちになっている」と嘆く監督は一人や二人じゃない。

 スポーツライターの美山和也氏が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘