データのプロが見たイチロー 「史上初5000本安打目指せる」

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 イチローが苦しんでいる。22日(現地時間)時点で打率.258。両リーグ200打席以上の252打者中139位と埋没。並以下の存在になっている。

 2001年にマリナーズへ入団し200安打と球宴出場を10年続けた栄光はもう過去の話だ。ここでイチローが目標とすべき記録を整理したい。マーリンズへ移籍した今季。6月から7月にかけて34打席連続無安打は自己ワースト。これがハートに火をつけたのだろう。球宴休みを返上し入念にマシンの打ち込みをしていたのは明らか。後半戦の開幕では頬はこけ、精悍さが増していた。

 最近7試合は.296と悪くないが、打率3割を奪回するには、後半戦の打数が前半戦と同じと仮定すれば186打数65安打の「.350」が必要。好不調の波が大きい今は困難と言わざるを得ない。

 左打者ながら、相変わらず肝心の右投手を打てないのが痛い。打席数の75%を占める右腕から打率.239では戦えない。イニング先頭打者での成績も・232で、出塁率・246。これでは素人監督と揶揄されるジェニングズ監督でも控えに回す。主砲の外野手スタントンが復帰すれば、先発起用は限られるだろう。

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