中日若松に完封負け 巨人がまた初対戦投手“アレルギー”発症

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 巨人が4日間で3度のサヨナラ勝ちの勢いを、あっさり「初物」に止められた。5連勝で迎えた昨2日の試合で中日の20歳右腕・若松と初対戦。プロ初完封勝利を許したのだ。

 序盤、120キロ台のチェンジアップにタイミングが合わず、巨人打線のバットは空を切り続けた。ベンチ前で円陣を組んだ巨人は、チェンジアップ狙いに切り替えたが、今度は中日バッテリーに直球を使われ、裏をかかれるお粗末ぶりだった。

 またしても初物だ。今季初対戦の先発投手との試合はこれで4勝8敗。前日は劇的なサヨナラ勝ちを飾ったとはいえ、中日の新外国人・ネイラーに6回2点に抑えられた。昔からいわれるが、今季も初対戦の投手に、巨人はめっぽう弱い。

「見たことがない投手で、いい変化球を持っていれば、そりゃあ厳しい。事前に映像を見たところで、球の軌道は打席に入ってみないと分からない。初対戦は様子見みたいになってしまい、2度目から勝負みたいなところはありますね」とはある選手。

 昨季から「戦略室」と橋上氏(現・楽天ヘッドコーチ)が務めていた「戦略コーチ」が廃止になったことで、「対策などは選手個々に任されるところが多くなった」と言うから、それも一因だろう。

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