中日若松に完封負け 巨人がまた初対戦投手“アレルギー”発症

公開日: 更新日:

 巨人が4日間で3度のサヨナラ勝ちの勢いを、あっさり「初物」に止められた。5連勝で迎えた昨2日の試合で中日の20歳右腕・若松と初対戦。プロ初完封勝利を許したのだ。

 序盤、120キロ台のチェンジアップにタイミングが合わず、巨人打線のバットは空を切り続けた。ベンチ前で円陣を組んだ巨人は、チェンジアップ狙いに切り替えたが、今度は中日バッテリーに直球を使われ、裏をかかれるお粗末ぶりだった。

 またしても初物だ。今季初対戦の先発投手との試合はこれで4勝8敗。前日は劇的なサヨナラ勝ちを飾ったとはいえ、中日の新外国人・ネイラーに6回2点に抑えられた。昔からいわれるが、今季も初対戦の投手に、巨人はめっぽう弱い。

「見たことがない投手で、いい変化球を持っていれば、そりゃあ厳しい。事前に映像を見たところで、球の軌道は打席に入ってみないと分からない。初対戦は様子見みたいになってしまい、2度目から勝負みたいなところはありますね」とはある選手。

 昨季から「戦略室」と橋上氏(現・楽天ヘッドコーチ)が務めていた「戦略コーチ」が廃止になったことで、「対策などは選手個々に任されるところが多くなった」と言うから、それも一因だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  2. 7

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  5. 10

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です