早実・清宮の恩師が明かす打撃好不調の“バロメーター”

公開日: 更新日:

 早実・清宮幸太郎はここまで甲子園で2試合戦い、8打数3安打2打点。2回戦の広島新庄戦では先制タイムリーを放つなど、チームの勝利にきっちり貢献しているが、小4の終わりから中1の秋まで指導した北砂リトルの日高淳二監督(43)によれば、清宮には好不調を見極めるポイントがあるという。

「幸太郎の長所はバットコントロール。ボールを引きつけて、逆方向に大きな打球が飛ぶときが状態が一番良かった。しっかりジャストミートできているんです。逆に引っ張りにかかって、(バットの)ヘッドが先に走っているように見えるときは、センター方向へ打つという意識が必要かもしれませんね」

 打撃の状態が良いときは左翼方向へ、いい当たりの打球を飛ばすというのだ。とすれば早実に入学して以降の清宮は、必ずしも状態が良いとは言えないのではないか。

 今春以降の公式戦10試合(春季都大会、西東京大会、甲子園の初戦=対今治西)、計36打席(四死球9、三振3を除く)の打球方向の内訳は、右翼方向19、中堅方向11、左翼方向6。左翼方向へ飛んだ確率は約16.7%に過ぎない。夏以降の計22打席(四死球8、三振3を除く)では右翼方向11、中堅方向8、左翼方向3。左方向への確率は約13.6%まで下がる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー