中日の内紛白熱 「谷繁監督vs落合GM」は法廷闘争に発展も

公開日: 更新日:

「さらには、今季2000本安打を達成した和田の引退を巡る問題もある。和田は事実上の戦力外といわれ、落合GMから谷繁監督には特に相談はなかったそうだ。GMに編成権があるとはいえ、功労者である和田を監督としても戦力としてどう考えているのか、コミュニケーションがないのは、組織として問題。落合派といわれるコーチ陣の中でも谷繁監督に同情的な人間もいるほどだ」(前出のOB)

 蜜月といわれ落合GMに全幅の信頼を置いていた白井オーナーの考えにも、変化が出始めているという。今秋ドラフトでは即戦力投手を上位指名したい落合GMの意見ではなく、谷繁監督やスカウトが推す高橋純平(県岐阜商)を1位指名する方針を決め、落合GM主導で更迭がウワサされた佐伯二軍監督もクビどころか、一軍配転が濃厚。白井オーナーも同意しているという。谷繁監督も徹底抗戦の構えなのだ。

「どっちが主導権を握って生き残るか、どこかで手打ちをするのか……。契約書の問題もあり、谷繁監督と落合GM、どちらかがクビになれば、前代未聞の裁判沙汰になるんじゃないかという声すら聞こえる」(前出のOB)

 これだけチームがゴタゴタすること自体、GMの責任は免れない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 8

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  4. 9

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  5. 10

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方