常勝軍団なぜ? チーム在籍40年の重鎮が見た「中日の低迷」

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 今季は最下位を予想する評論家も少なくない。

 谷繁選手兼任監督を迎えた昨年は28年ぶりの2年連続Bクラス。落合監督時代(04~11年)の8年間で4度のリーグ優勝を誇った「常勝中日」が12年の2位を最後に低迷に喘いでいる。たった2年でチームがボロボロになった原因は何か。世代交代が必要不可欠の中で、13年オフに就任した落合博満GM(61)のやり方に問題はないのか。東大から中日に入団して約40年間、編成担当、球団代表などを歴任した井手峻氏(71)に話を聞いた。

――落合GMが就任した昨季、チームはBクラスに低迷。今年は最下位予想をする評論家もいるほどです。

「去年に関しては戦力通りの結果になったというか、若手の底上げだったり、もう少しプラスアルファの部分が出てくればと思って見ていました。4番を任されていたウッズ、ブランコがいなくなり、今の打線には本塁打を打てる打者がいない。他球団からすれば怖さが感じられないでしょう。あとは先発投手。山井、大野がいて吉見が復活できるか。伊藤ら若い投手が出てこれるか。投手を中心とした守る野球ができれば勝てると考えているのは落合GMも谷繁監督も一緒だと思います」

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