高橋純平「U18W杯登板」と中日「即戦力指名」情報の“因果関係”

公開日: 更新日:

 高校球児にとって、最も力が入るのは3年夏の甲子園。高校生活の総決算でもある。多少の無理をしても、最後の力を振り絞る球児がほとんどだろう。なのに県予選はほとんど投げずに敗退、わずか1カ月後に行われた今大会で登板したのが高橋純平だ。

 地区予選で投げなかった理由は左太ももの肉離れ。患部を痛めたのはもちろん事実だし、今大会で登板しているのは状態が回復したからに他ならない。しかし、1カ月後に投げられるくらいのケガなら、なぜ高校生活の総決算ともいえる岐阜県大会で無理をしなかったのか。さるスカウトがこう言った。

「太ももの肉離れは無理をすればクセになりかねない。アスリートにとって重要な箇所だけに、本人は投げたくても『無理はするんじゃない』という声がかかったのでしょう。ただ、そうやってブレーキをかけたのがどこかのプロ球団だった可能性は否定できない。最後の地区予選で投げないというのは、ケガが重いということになる。高橋クラスならドラフトの1位入札が競合するのは間違いありませんけど、投げないことで競争率は下がりますからね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー