西の大物選手に“火の粉”も…巨人「野球賭博」問題が呼ぶ波紋

公開日: 更新日:

「ヤクザの仕切る野球賭博のハンデ師の数は全国でも限られる。そのひとりが大阪を本拠とする暴力団組織にいて、彼のハンデをもとに、やはり大阪が本拠の別の組が野球賭博を仕切るケースが多いそうです。この組の上部団体は6代目山口組と関係の深い名古屋の暴力団。かねて野球賭博の胴元としてウワサされる組織です。ハンデを使った野球賭博の多くは、たとえ入り口が異なっても、最終的に大きな暴力団組織につながっていることがほとんど。新潟県警のガサ入れによって、野球賭博の新事実がボロボロ出てくる可能性もあります」

 8日、東尾修(65)、佐々木主浩(47)、立浪和義(46)の3氏は、都内で開かれた名球会の記者発表に出席。巨人の福田が野球賭博に関与していた問題に関し、コメントした。「そういうことが出れば野球界にマイナスイメージになる。早く解決してもらえれば」とは立浪氏。西鉄(現西武)OBで黒い霧事件を経験した東尾氏は「プロ2年目に目の当たりにして、非常に厳しい状況になった。これからが大変だと思う」と話した。

 6選手が永久追放処分を受けた球界史上最悪の大事件の間近にいた東尾氏が、「これからが大変」と言うのだから、巨人が選手をひとり告発したくらいで幕引きといくはずがない。野球賭博事件は今後、あちこちに飛び火しそうな気配だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは