真中ヤクルトの“隠し玉”は大舞台でソフトBに強い先発左腕

公開日: 更新日:

「予告先発をする必要はないと思っている」

 ヤクルト真中満監督(44)がこう言った。

 巨人を破って24日から始まる日本シリーズ進出が決定したセの覇者。対する相手は巨大戦力を擁し、圧倒的な強さで公式戦、CSを突破したソフトバンク。下馬評では、ソフト有利と見るムキも多いが、ヤクルトも一泡吹かせるべく「情報戦」を展開するようだ。

 予告先発は公式戦、交流戦で導入されているが、シリーズは原則ナシ。

「予告」する場合はセ・パ両監督の合意の上で決定される。昨年、一昨年は予告先発になったものの、それ以前となると05年(阪神ロッテ)まで遡る。ただでさえヤクルトはソフトとは戦力差があるのだから、ガチンコ勝負では分が悪い。

 ヤクルトの先発陣は、小川、石川、館山に加えて、杉浦、石山の5人。しかしチーム関係者は、「ソフトバンクは『初モノ』に弱いといわれている。ロッテのイ・デウン、西武の郭には初対戦でやられている。ウチには山中、新垣というソフトバンクからの移籍組がいて、2人は古巣相手に公式戦で一度も投げていないからね」と不敵な笑みを浮かべる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情