弟の野球賭博で猜疑の目 ダルが“シロ”でも受ける嫌がらせ

公開日: 更新日:

 一度、貼られたレッテルは簡単には拭えそうにない。

 実弟が昨年10月に野球賭博で逮捕されたことに絡み、MLBが調査に動いているレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)のことだ。

 ダルの野球賭博への関与については今後、MLBの調査で明らかにされるが、結果がシロでもクロでも受難のシーズンになる。一度、不正を疑われた選手はMLBや審判から厳しくマークされるからだ。

 メジャーでプレー経験がある日本人選手は、スポーツ賭博への関与を噂された同僚が、あらぬ疑いをかけられたのを目の当たりにしている。その同僚はMLBの調査の結果、賭博に関与した事実はなかったため開幕からの出場を認められたが、シーズン中は度重なる嫌がらせに遭ったという。

「特に禁止薬物使用を疑われた。前年と比べて体つきが変わったり、パワーアップしたわけではないのに、試合後に抜き打ちで行われるドーピング検査は他の選手と比べて明らかに多かった。もちろん、何度検査しても禁止薬物は見つからなかった。確たる証拠はありませんが、チーム内ではMLBの嫌がらせに違いないと噂していたものです」(前出の日本人選手)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋