弟の野球賭博で猜疑の目 ダルが“シロ”でも受ける嫌がらせ

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 一度、貼られたレッテルは簡単には拭えそうにない。

 実弟が昨年10月に野球賭博で逮捕されたことに絡み、MLBが調査に動いているレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)のことだ。

 ダルの野球賭博への関与については今後、MLBの調査で明らかにされるが、結果がシロでもクロでも受難のシーズンになる。一度、不正を疑われた選手はMLBや審判から厳しくマークされるからだ。

 メジャーでプレー経験がある日本人選手は、スポーツ賭博への関与を噂された同僚が、あらぬ疑いをかけられたのを目の当たりにしている。その同僚はMLBの調査の結果、賭博に関与した事実はなかったため開幕からの出場を認められたが、シーズン中は度重なる嫌がらせに遭ったという。

「特に禁止薬物使用を疑われた。前年と比べて体つきが変わったり、パワーアップしたわけではないのに、試合後に抜き打ちで行われるドーピング検査は他の選手と比べて明らかに多かった。もちろん、何度検査しても禁止薬物は見つからなかった。確たる証拠はありませんが、チーム内ではMLBの嫌がらせに違いないと噂していたものです」(前出の日本人選手)

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