注目はベイの伏兵 渉外担当が見たプロ野球新助っ人の評価

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「複数球団がチェックしていたのがロマックだった」

 こう話すのは、パ球団の渉外担当。

 今季も多くの新助っ人が日本にやってくる。世界を駆け回って“原石”をチェックした話を振り返ってもらうと、各球団の渉外担当の間で最も注目株だったのは、DeNAが獲得した強打の内野手、ロマック(30=前ダイヤモンドバックス、年俸7500万円)だという。

「近年、ロマックの名前は各球団のリストに入っていた。3Aで安定した成績を残しながら、メジャーではチャンスがない。30歳手前でちょうど日本や韓国に出稼ぎに行きたいと考える時期だった。昨年は、DeNA、阪神をはじめ、韓国球界も興味を示していた。DeNAは実績のあるバルディリスをリリースして、いち早く獲得にこぎつけた」

 これで割を食う形になったのが阪神である。

「ロマックと同じ三塁手を狙っていたからね。そこで目をつけたのがヘイグ。スイングが独特で、打つ瞬間にグリップを下げ、右肘をクッと後ろに引いてから打つ。動きが多いとタイミングは取りづらいはずなのに、それでも芯に当てるわけだから天才型なんだろうね。ただ、変化球の多い日本の投手に適応できるかどうかという点では、ロマックに軍配が上がるだろう」(前出の渉外担当)

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