注目はベイの伏兵 渉外担当が見たプロ野球新助っ人の評価

公開日: 更新日:

「複数球団がチェックしていたのがロマックだった」

 こう話すのは、パ球団の渉外担当。

 今季も多くの新助っ人が日本にやってくる。世界を駆け回って“原石”をチェックした話を振り返ってもらうと、各球団の渉外担当の間で最も注目株だったのは、DeNAが獲得した強打の内野手、ロマック(30=前ダイヤモンドバックス、年俸7500万円)だという。

「近年、ロマックの名前は各球団のリストに入っていた。3Aで安定した成績を残しながら、メジャーではチャンスがない。30歳手前でちょうど日本や韓国に出稼ぎに行きたいと考える時期だった。昨年は、DeNA、阪神をはじめ、韓国球界も興味を示していた。DeNAは実績のあるバルディリスをリリースして、いち早く獲得にこぎつけた」

 これで割を食う形になったのが阪神である。

「ロマックと同じ三塁手を狙っていたからね。そこで目をつけたのがヘイグ。スイングが独特で、打つ瞬間にグリップを下げ、右肘をクッと後ろに引いてから打つ。動きが多いとタイミングは取りづらいはずなのに、それでも芯に当てるわけだから天才型なんだろうね。ただ、変化球の多い日本の投手に適応できるかどうかという点では、ロマックに軍配が上がるだろう」(前出の渉外担当)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」