元DeNAグリエルが兄弟で亡命 メジャーは弟ルルデスに照準

公開日: 更新日:

 日本でもおなじみのキューバ人選手が母国を後にした。

 大リーグ公式ホームページは8日(日本時間9日)、14年にDeNAでプレーしたユリエスキ・グリエル内野手(31)と弟のルルデス・グリエル内野手(22)が亡命したと報じた。記事によれば、ドミニカ共和国で開催されていた中南米諸国による国際大会であるカリビアンシリーズ終了後、メジャー球団との契約を模索し、チームから離れたという。

 兄のユリエスキは14年にDeNAで62試合に出場し打率3割5厘、11本塁打、30打点。昨季は左足の故障で来日せず、4月に契約解除された。

 メジャー各球団が興味を示しているのは今年6月で32歳になる兄よりも今後の成長が見込める弟のルルデスだ。今季はキューバ国内リーグで43試合に出場し、打率3割2分1厘、8本塁打、32打点。先のカリビアンシリーズでは5試合で11打数2安打の打率1割8分2厘に終わったものの、遊撃と外野の複数ポジションをこなせる守備力もメジャーのスカウトが評価しているという。

 キューバ人選手に関する大リーグの規定では23歳以上の選手はFAとみなされる。

 大型契約も手にできるだけにルルデスは23回目の誕生日を迎える10月19日を待ってメジャーと正式に契約を交わすとみられている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは