機動力生かし首位キープのDeNA “グリエル切り”でチーム好転

公開日: 更新日:

 10日の中日戦には競り負けたものの、首位をキープするDeNA。総額5億円で獲得したグリエルを契約解除するドタバタでズルズルいくかと思ったら、首位に3日以上座るのはチームが最後にAクラス入りした05年以来。開幕したばかりとはいえ、今年は一味違うところを見せている。

 今季の中畑監督は「緻密な野球を続けていけばチャンスはある」と言っていて、「スピード感のある野球」を理想に掲げている。

 この日は、1番石川、2番荒波、3番梶谷と足のある選手が並び、さながら一昔前の「スーパーカートリオ」。六回には、荒波がエラーで出塁、直後の梶谷がランエンドヒットを決めた。中日守備がもたつく隙をついて荒波が本塁を狙い、結果的にアウトとなったものの、積極的な走塁が奏功するケースが目立つ。

 エンドランはもちろん、安打後に次の塁を狙う姿勢もある。1日の広島戦では、ランエンドヒットを3度、バスターエンドランを1度決め、これがすべて得点に結びついた。チーム9盗塁もリーグ2位だ。

 足技にこだわるのは理由がある。進藤ヘッドコーチが言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」