FA補強ゼロで資金潤沢 ヤンキースがハム大谷に300億円投入

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 松井秀喜がワールドシリーズMVPを獲得した09年以来、6年間、世界一の座から遠ざかっているばかりか、ワールドシリーズにすら駒を進めていない。昨年もプレーオフ初戦で敗退した。それでなくともほぼ毎年、FAで有名選手を買い漁ってきたヤンキースが、しかし、このオフは静かだった。FAで獲得した選手はゼロ。このオフ、FAによる補強をしなかったのは、30球団中、ヤンキースだけだ。

■次世代エース

「キャッシュマンGMはチームの若返りを計っているのです。エースのサバシアは35歳、中軸を打つA・ロッドは40歳、ベルトランは38歳、テシェイラは35歳と、主力の高齢化が顕著ですからね」と、東海岸の代理人関係者がこう続ける。

「このうちサバシア、ベルトラン、テシェイラの3人は今年限り、A・ロッドは来年で契約が切れる。それまではドラフト1位指名の権利を失うようなFAによる大物の補強を避け、生え抜きやトレードで獲得した若手を育てる方向にかじを切ったのです。このオフ、グレインキー(32=ドジャースからFAでダイヤモンドバックスに移籍)やプライス(30=ブルージェイズからFAでレッドソックスに移籍)の獲得に動かなかったのもそんな経緯から。理想はジーター、ポサダ、ペティット、リベラらの生え抜きが中心になって96年からの5年間で4回世界一になったころの布陣。生え抜き中心のメンバーに外様のクレメンスやウエルズらが加わることで、チームはより盤石になった。そうやってつくり上げる次世代のヤンキースのエースとして期待を寄せるのが大谷。7年総額161億円で獲得しながら、いつ靱帯がプツンといくか分からない田中将大(27)ではありません。大谷獲得に備えて、いまから250億円とも300億円ともいわれる資金をプールしているという人までいます」

 このオフ、ドジャース入りした前田健太(27)には目もくれなかったキャッシュマンGMが、早くも「オオタニ」の名前を連呼して腰を浮かせているという話もある。それだけ大谷の素質を高く評価しているし、将来の若きエースにドーンと資金をつぎ込む腹を決めているからに他ならない。

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