練習試合で4回6失点…西武・菊池雄星は今季も“持病”治らず

公開日: 更新日:

 気負ったか。

 初の開幕投手に指名された西武菊池雄星(24)がロッテとの練習試合に先発。4回8安打6失点と大いに乱れた。

「シーズン中でなくてよかった。次回以降、しっかり結果を出していい形で開幕を迎えたい」とは、菊池の弁だが、最速153キロを計測しながら変化球のキレが悪く、ことごとく痛打された。

 ネット裏で視察したスコアラーが言う。

「今の日本球界の先発左腕で150キロを超えるストレートを投げ続けられるのは菊池くらい。スピードがあるのに打たれるのは、本人の精神面に大きな原因があるとしか考えられない。とくに四回は、鈴木の安打から制球が乱れ、連続四球で1死満塁となると力んで暴投となり、点を奪われた。完全に浮足立って連続タイムリーを浴びて5失点だから。調子が悪い時に悪いなりにまとめる力は昨年同様、見受けられないね」

 菊池のメンタルの弱さは入団時から指摘されていた。09年に6球団が1位指名した怪物も、もう7年目。ポテンシャルからしたら楽に2ケタ勝ってもおかしくないのに、これまで一度も2ケタ勝利を挙げたことはない。

 初の大役でひと皮むけるか、それとも重圧に押しつぶされるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    金足農・吉田大輝は「素質は兄・輝星以上」ともっぱらだが…スカウトが指摘する「気がかりな点」

  3. 3

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  4. 4

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  5. 5

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  1. 6

    国民民主“激ヤバ”女性議員の選挙違反疑惑には党本部が関与か…ダンマリ玉木代表に真相究明はできるのか?

  2. 7

    清原和博さんの「思わぬ一言」で鼻の奥がジーン、泣きそうに。チーム内では“番長”とは別人だった

  3. 8

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  4. 9

    例年の放送目前に「今年は27時間テレビないのか」の声が続々 2011年には中居正広氏に「女性に溺れる」との予言の因果

  5. 10

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も