ソフトB和田が劇的変身 直球130キロでも楽天キリキリ舞い

公開日: 更新日:

 4年間の米国経験はだてではない。

 今季からソフトバンクに復帰した前カブス和田毅(35)が、6日のオープン戦(楽天)に先発。4回1安打無失点と好投した。

 これで実戦3試合で失点ゼロ。すでに工藤監督も「彼ぐらい実績のある投手が、実績のない投手と一緒のラインで戦うことはない」と話しているように、開幕ローテ入りは確実だ。

 渡米前の和田は同じ左腕の杉内(現巨人)と共に、ホークスの二枚看板だった。しかし、球の出どころが見えにくい独特のフォームやキレで勝負するタイプの投手であり、コントロールは杉内に軍配。荒れ球というわけではないが、細かい制球力に欠けていた。

 そんな和田が、米国での4年間で劇的に変わった。この日もメジャーで覚えたツーシームを低めに集め、コースにもズバズバと決めた。直球の球速は初回にMAX144キロを計測したが、その後は130キロ台。「最遅」131キロでも、打者をあざ笑うかのようにアウトを量産した。

 あるメジャースカウトは「制球がアバウトでは和田のようなスローボールピッチャーはやっていけない」と、こう話す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  5. 5

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

  3. 8

    最終盤の宮城県知事選は仰天の展開! 高市首相応援の現職vs昭恵さん&参政党支援の元自民議員でデッドヒート

  4. 9

    小川晶市長「ラブホ密会」の震源地…群馬・前橋市のナイトスポットで“まさかの声”続出

  5. 10

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル