相手投手は初球直球宣言 高山の初打席が新星阪神の今季占う

公開日: 更新日:

 第1打席にかかっているといっても過言ではない。

「超変革」をチームスローガンに掲げた金本監督。中日との開幕戦(京セラドーム)は、1、2番に新人の高山(明大)と3年目の横田を起用する腹を固めたようだ。

 OBの中には「新人の高山は1番ではなく、7番で楽に打たせるべき」という者もいるが、高山はオープン戦で先発した13試合すべてでヒットを放ち、.327の高打率を残した。しかも、1打席目によく打ち、対応力の高さも示した。対左腕も11打数6安打、打率.545(対右腕は.268)と、苦手意識はない。

 開幕戦に登板する大野は、球界屈指のサウスポー。すでに初球はストレートを投げると宣言している。ケンカを売られた高山が、初球を見事に仕留めればスタンドは大いに沸く。四球でもいいから1打席目に出塁すれば、オープン戦打率.393の2番横田も乗ってくる。

 大野は「高山、横田の両選手を乗せたら、チームを勢いづかせるからまずい」と語り、現役時代は「新人殺し」が得意だった谷繁監督からは厳しい内角攻めを命じられているはずだ。高山、横田がピシャリと抑えられたら、周囲の期待感は予想以上にしぼむ。ベンチにとってはそのムードが怖い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑