OP戦最終登板で好投 ヤンキース田中が2年連続開幕投手へ

公開日: 更新日:

 日本人エース右腕がオープン戦最後のマウンドで結果を残した。

 右肘手術からの復活を目指すヤンキース田中将大(27)が29日(日本時間30日)のフィリーズ戦に登板し、4回を7安打1失点、5奪三振。試合前から降り始めた雨が強まったため、四回終了時にノーゲームとなった。

 9安打7失点と打ち込まれた前回(23日)のナショナルズ戦では直球の最速は143キロ止まりだったが、この日は148キロを記録。味方の拙守もあって毎回のように走者を出しながらも要所を締める本来の持ち味を取り戻した。

 試合後はブルペンで投げ込んだ田中は「自分の感触では投げているボールは前回の登板と比べて数段、良かった。走者を出しながら粘れたのが一番(の収穫)だと思う」と満足そうな表情。「もう開幕を迎えても問題ない。いつ投げるかだけなので、そこに向けて準備をしていくだけ」と手応えを口にした。

 ヤンキースのキャンプ地で行われたパイレーツ戦を指揮したジラルディ監督に代わって田中の投球を見守ったロスチャイルド投手コーチは「全体的に良くなっている」と及第点を与えた。2年連続の開幕投手の可能性については「現実的な選択肢だ。ジラルディ監督と相談して決めることになる」と明かした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」