田中将が7失点…メジャー通「今季も被HR多い」指摘の根拠

公開日: 更新日:

 悪い癖は相変わらずだ。

 ヤンキース田中将大(27)が23日(日本時間24日)のナショナルズ戦に登板。オープン戦4試合目のマウンドは4回9安打7失点。三回に7番ラモス、9番ドリューに2本の本塁打を浴びるなど大乱調。2年連続の開幕投手が有力視されているが、ピリッとしない投球内容に不安を残した。

 過去2年は右肘痛など相次ぐ故障に見舞われ、シーズン途中で離脱。投球内容は先発投手の基準ともいうべき200回に2年続けて届かなかった。ヤンキースの2年連続のポストシーズン進出はエース右腕の働き次第だが、昨季までの投球内容では心もとない。

 昨季の被本塁打25本はサバシア(28本)に次いでチームワースト2位。そのうち19本がソロ本塁打とはいえ、一発が致命傷となり白星を手にできないケースは少なくなかった。実際、サイ・ヤング賞左腕カイクルと投げ合った昨季のワイルドカードゲームではソロアーチを2本許して5回KO。チームは地区シリーズ進出を逃した。

 田中のゴロアウトとフライアウトの比率(GO/AO)は14年が1.24、15年が1.23。15年であればフライアウトの1.23倍ゴロアウトが多いことになる。この数値が2倍を超えるとゴロアウト投手に位置付けられ、田中は典型的なフライアウト投手といえる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」