OP戦大乱調で憶測 ヤンキース田中“古傷再発”で長期離脱も

公開日: 更新日:

 開幕どころか長期離脱もある。

 2年連続の開幕投手が有力視されているヤンキース田中将大(27)。オープン戦4試合目の登板となった23日(日本時間24日)のナショナルズ戦は4回を9安打7失点。三回に2本塁打を浴びるなど自己最多の自責点7と大乱調だった。

 一夜明けた24日は全体練習への参加を免除され休養。ロスチャイルド投手コーチは前日の田中の投球について「特にスライダーには本来の切れがなかった。投げながらフォームについて考え過ぎていたようだ」と話したが、エース右腕の肩、肘に異変が生じた可能性もある。

 一発を打たれたのは高めに浮いた直球と変化球だ。投球フォームに力感はなく、腕の振りも鈍い。球に力がない上に、変化球にも切れがなかった。

 田中は移籍1年目の7月に右肘靱帯を部分断裂した。今回の状況は当時と似通っている。

 故障が発覚する直前の7月8日のインディアンス戦は七回途中10安打5失点KO。この試合で浴びた2本塁打は、いずれも高めに浮いた球を完璧にとらえられたものだった。開幕から3カ月が過ぎ、当初は疲労から精彩を欠いたとみられていたが、試合後に自ら右肘の異常を訴え、チームドクターから「右肘内側側副靱帯の部分断裂」と診断された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?