ダルビッシュ順調 今月末にマイナー戦登板で復帰へ試運転

公開日: 更新日:

 右肘のトミー・ジョン(腱の再建)手術から復活を目指すレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)が一歩前進である。

 すでにブルペンでの投球練習を行うなど、順調な回復ぶりを見せている右腕が13日(日本時間14日)にもライブ・バッティング・プラクティスといわれるフリー打撃に登板することになった。チームの公式ホームページが伝えている。

 記事によると、ダルはフリー打撃での登板を経て今月下旬にもマイナー戦で実戦復帰する予定だ。通常のローテーション通り、中4日でフリー打撃に登板し、順調なら29日にもマイナー戦に登板する見込み。マイナーのリハビリマウンドは6試合こなし、患部に異常がなければ5月下旬にもメジャーに復帰するという。

 ブロケイル投手コーチによれば、ダルはマイナーで徐々に球数を増やしながら、全ての球種を試して感触を確かめさせるとしている。

 昨季4年ぶりに地区優勝を果たしたレンジャーズの先発陣は開幕からエース左腕ハメルズが2連勝と好調だが、2番手以降がピリッとしない。地区連覇を目指すにはリリーフ陣も含めた投手陣が盤石とは言い難く、エース右腕の復帰が待たれる。

 もっとも、ダルが予定通りに5月に戦列に戻っても、しばらくは無理させず、球数は80~90球程度に制限される可能性はある。

 ダルが完全復活するのはポストシーズン進出争いがシ烈になる後半戦になりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性