5回2失点降板のヤンキース田中 打線に救われ黒星帳消し

公開日: 更新日:

 ヤンキース田中将大(27)が12日(日本時間13日)のブルージェイズ戦に登板。5回を3安打2失点、6奪三振、5四死球で勝敗は付かなかった。

 昨季のア・リーグ東地区覇者を相手に苦しい投球を強いられた。球威、変化球とも精彩を欠き、1点リードの三回につかまる。先頭ピラーへの死球を足がかりに、後続に連打を浴びて逆転を許した。五回1死二塁のピンチは脱したが、この回を投げ終えて降板した。

 敗色濃厚も打線が田中を救った。六回、マッキャンのソロ本塁打で同点に追い付き、田中の負けを消すと、七回にも1点を追加して勝ち越した。

 この試合の前までヤンキースのチーム打率2割9分2厘はリーグトップ。総得点35は同2位タイ、チーム本塁打(9本)は同4位タイと上位に名を連ねている。

 さらに、1試合当たりの投手陣への援護点(RS)3.20はダントツ(記録は11日終了時)。数字上は、先発投手が3失点以内に抑えれば白星を得る確率が高い。

 打線を引っ張るのは、カストロ(26=打率4割5分、2本塁打)、グレゴリウス(26=同3割3分3厘)の若手内野手2人。A・ロドリゲス(40=打率2割1分4厘)、ヘドリー(31=同8分3厘)ら不振のベテランを補う働きぶりだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因