指導3年目で成績足踏み 錦織&チャン“コンビ解消”に現実味

公開日: 更新日:

 13年は安定さを欠いていたジョコビッチ(29)は、翌14年から4大大会通算6勝の元世界1位のベッカーをヘッドコーチにつけて世界1位に返り咲き、今も世界最強の座をキープしている。師匠はクレーが大の苦手だったため、ジョコもグランドスラムは全仏だけ勝っていないが、それでもベッカー招聘は大正解だった。

 ジョコと対照的なのが世界2位のマリー(29・同3位)だ。マリーは今月初め、14年6月から一緒にやってきた元世界1位の女性コーチ、モレスモと決別した。モレスモと契約前は、12年全米とロンドン五輪、13年の全英に勝っていた。その後はグランドスラムの優勝はないし、ジョコから世界1位の座を奪えなかった。

 錦織がマイケルの指導を受けてから今年で3シーズン目となる。足踏み状態が続くようなら、「コーチを代えた方がいいかも……」という考えになっても不思議ではない。

 ちなみに、マイケルは錦織がツアーにモデルの彼女を帯同していることが面白くないそうだ。その恋人は、今回も現地入りしている。師弟関係の破局は案外早いかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗