指導3年目で成績足踏み 錦織&チャン“コンビ解消”に現実味

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 2人の「関係」は今季で終わるかもしれない。

 全仏テニス男子シングルス1回戦。錦織(世界ランク6位)は、同3位のフェデラーが欠場したことにより、第5シードとなった。1回戦はシモネ・ボレリ(30・同116位=イタリア)と対戦。第1セットを6-1、第2セットを7-5で連取。第2セット途中で雨のため2時間半以上、試合は中断。再開後、第3セットで錦織が2-1とリードした場面で再び中断され、23日以降に順延となったが、翌日再開後はボレリを圧倒。結局セットカウント3-0で2回戦に進出した。

 今大会のコートも赤土(クレー)だが、錦織は大会直前にパリ市内のホテルで行われたカクテルパーティーで、今季のクレーでの好成績について質問されると「マイケル(・チャン)のアドバイスがあったから」と答えていた。13年12月からコーチに就任したマイケルは、89年の全仏に優勝。球足が遅くなる赤土特有の戦い方について錦織に何か特別なアドバイスをしたのかもしれない。それでも錦織とマイケルの師弟関係は今年限りの可能性は十分にある。

 錦織はマイケルの指導を受けて、14年の全米オープン準優勝やツアーファイナルにも出場した。世界ランクも一時は4位まで上がった。しかし15年以降、グランドスラムはベスト8が3回(15、16年全豪、15年全仏)。マスターズでも1回も勝っていない。成績の上では進歩が止まっている。

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