マドリードOP8強入り 錦織圭“天敵”ガスケ撃破の収穫

公開日: 更新日:

「きょうはサーブ、リターン、フォアのすべてが良かった。相手の好きなスタイルにならないようにリズムを変えた。自分が強くなっているのを感じた」

 世界ランク6位の錦織圭(26)が、同12位のガスケ(29=フランス)を6-4、7-5のストレートで下してこう言った。

 5日に行われたマドリード・オープン男子シングルス3回戦。相手のガスケには過去6戦全敗、1セットしか取ったことがない。片手バックハンドからのスピンの利いたクロスに手を焼き、ラリーの末にミスを重ねるパターンが続いていた。

 が、この日の錦織は積極的だった。フォアに回り込んでストレートに返すなど、左右に揺さぶって相手のテニスをさせなかった。これで現在のトップ20で勝ち星を挙げていない選手はゼロに。苦手意識のある選手がいなくなったうえ、自身の成長を実感できたのは大きい。マスターズ初制覇へ向け収穫の多い4年連続8強入りだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方