錦織“最速”にストレート勝ち 脇腹痛を乗り越え2回戦進出

公開日: 更新日:

「サーブの強い相手に3セットで勝てたのは良かった」――。

 テニスのウィンブルドン選手権は27日(現地時間)、男子シングルス1回戦を行い第5シードで世界ランク6位の錦織圭(26)が同124位のサミュエル・グロート(豪州)を6-4、6-3、7-5で退け、初戦突破を果たした。

 263キロの世界最速サーブ記録保持者のグロートを相手に一歩も引かない。第1セットの第4ゲームでは、3ポイント連取を許してブレークのピンチを迎えながら、相手を翻弄するかのようにサーブで左右に揺さぶると、ネットギリギリのショットなどで逆に5ポイントを連取。力でねじ伏せようと試みる相手に技で対抗し、終始、試合の主導権を握り続けた。

 昨年の同大会では左ふくらはぎ痛で2回戦を棄権。今大会の前哨戦で今季初めての芝のコートとなった今月中旬のゲーリー・ウェーバー・オープン(ドイツ)では左脇腹を痛めて大事を取って2回戦の出場を見送った。大会前に「昨年の二の舞いだけは避けたい」と話していたが、その不安は的中する。

 第2セットを終えると、患部を気にするそぶりを見せながら、レフェリーに「メディカルタイムアウト」を要求。トレーナーによる治療を受ける間、苦悶の表情を見せるなど痛みを隠さなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか