プロスカウトが厳しく評価 夏の甲子園で株上げたのは誰だ

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 一方で評価を落としたのは大会前、「高校ナンバーワン右腕」といわれた藤平だ。「ストレートの勢いと体つきの良さを見ても最高の素材」(DeNA吉田GM補佐)という評価もあったが、某球団の統括スカウトはこう言った。

「力んだときに球がバラつく。上体に頼った投げ方になって、シュート回転する。東北(宮城)戦でいきなり5連続三振を奪ったが、相手打者がボール球に手を出してのもの。高校生なら勢いで三振は取れるが、プロではそうはいかない。履正社戦は緊急登板だったとはいえ、指のかかりがイマイチだった。指先の感覚があまり良くないのかもしれない。打者として潰しが利く点を考慮しても外れ1位か2位じゃないか」

 高橋に関しても辛口評が目立つ。セのスカウト幹部が言う。

「予選で36イニング無失点と素晴らしい成績を残したけど、甲子園ではアレッて感じ(苦笑い)。左で140キロ中盤の速球を投げてるのに、高校生相手に空振りが取れない。同じ左なら甲子園には出てないけど、150キロ近い速球を投げる古谷優人(江陵)の方が潜在能力は上。彼は打撃もいいしね」

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