就任1年で甲子園に 横浜・平田監督に聞く名門での苦労

公開日: 更新日:

 14日に登場する横浜(神奈川)は昨夏、教え子の多くをプロ球界に輩出した渡辺元智監督(71)が退任。コーチ、野球部長を歴任した平田徹監督(33=保健体育科教諭)がバトンを引き継いだ。就任から1年で甲子園に導いた青年監督に、名門校を率いる上での苦労話などを聞いた。

――改めて監督就任の経緯を教えてください。

「渡辺監督には大学卒業後に拾ってもらい、いつかはお前に譲るという中で10年間勉強させてもらいました。誰かがやらないといけない状況で、昨年5月、渡辺監督から練習前にグラウンドの一塁側ベンチで『自分を慕ってきた子たちを見たい気持ちもあるけど、体調を維持するのが難しい。引き受けてくれ』と」

――野球名門校でかつ、半世紀も指揮を執った監督のあとを引き継いだプレッシャーは相当なものでしょう。

「(笑みを浮かべながら)ふと、われに返ったときに、どこでどう間違って監督を引き受けてしまったんだろうと思うことはあります。先日の東北(宮城)戦の試合中盤あたりで、自分はとんでもないところにいるなと思いました。これは、これから先もずっとついて回るんでしょうね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋