賞金稼ぎより困難 イ・ボミ“平均ストローク60台”への挑戦

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【ニトリレディス】

 3戦連続優勝、日本ツアー通算20勝目を狙うイ・ボミ(28)が2アンダー6位タイの好位置につけた。前年覇者で、今年から4日間大会になり、「(スコアは)このくらいで良いと思います」と残り54ホールでの巻き返しに十分な手ごたえを感じている。

 昨年は、国内男女を通じて年間獲得賞金最高額(2億3049万円)の新記録を作ったが、いま新たな挑戦が続いている。

 日本女子ツアー初の平均ストローク60台であり、現在69.6484だ。

 60台入りは3日間大会で通算7アンダー(パー72設定)、4日間大会なら通算9アンダー(同)が最低のノルマになる。

 小野寺誠プロが、「可能性は十分にあるでしょう」とこう解説する。

「女子プロは1年間パープレー、つまり平均ストローク72ならシード権が確実に取れるといわれています。それもすごいことですが、60台となると異次元です。イ・ボミは飛ばし屋でもあり、パー5の4ホール、距離の短いパー4の2ホールの合わせて6ホールがチャンスホールになる。ピンを狙うショートアイアンの精度が高く、いいラインにボールをつけることができる。平均パット数3位とパッティングの技術も高く、チャンスホールのうち半分の3ホールでバーディーを決めたら60台は確実。1ラウンドで3バーディー奪うことを計算しており、ゲームプランはパー69なのです」

 今季はすでに1億2172万円を稼いでおり、記録を次々更新できるのはイ・ボミだけだ。

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