優勝狙う前に…西武・辻新監督の命題は“ザル守備”の改善

公開日: 更新日:

 優勝争いを義務付けられている以上、悠長なことは言っていられない。契約期間の2年で改善できるのか。

「打撃に比べれば難しくはありません。まずは選手に理屈を教えて、練習方法を納得させること。その上で常に状況判断をする癖をつけさせ、点差やイニング、打者の走力、打球の転がり方や、ケースごとの捕球体勢などをアタマにインプットさせておくこと。足りない部分はミーティングで補う。走塁も同様です。足が速くなくとも、要はアタマの使い方、本人の意識の問題ですから」(前出の山崎氏)

 西武はもともとポテンシャルの高い選手が多い。チーム本塁打128本はリーグトップ、打率・264、591打点は同2位と打力もある。守備、走塁面の課題が解消されれば、投手陣の負担も減る。

 辻新監督のハンドリング次第で十分、浮上の可能性はありそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動