陽入りも決定的 巨人“当落線上”選手はここから悶々の日々

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 ただ、陽の場合はもっと遅い。すでにオリックス楽天には断りを入れたとされるものの、もし年内ギリギリに巨人入りを表明した場合、日本ハムへの補償選手が決まるのはもっと先。2月のキャンプイン後になるかもしれない。毎年のようにFA選手を獲得する巨人の選手は、こういう状況に慣れっこではある。が、それでも今回はかなり遅い。新天地でのスタートが遅れれば競争にも乗り遅れる。いくらルールとはいえ、これはつらいところだ。「本音で言えば、FA選手は早く移籍先を決断して欲しいですよね」と巨人のある選手がこう言うのだ。

「絶対プロテクトされるであろう主力は別として、とりあえず28人はみんな予想しますね。野球選手をやっている以上、トレードも含めて移籍は常に覚悟しています。FAで取った選手が関東のチームじゃない場合、家族を持っている人は『移籍があるかもしれない』とみんな前もって言っているみたい。家族で引っ越しするのか単身赴任で行くのか。もしみんなで引っ越しするなら、奥さんや子供も心の準備が必要でしょう。毎日がヒヤヒヤドキドキもんなんです」

 小山が楽天にトレード移籍したことで、DeNAがターゲットにしているのは、投手の西村あたりともっぱら。陽も巨人入りが濃厚とみられている。当落線上と自覚する巨人の選手は、しばらく眠れない夜が続きそうだ。

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