金満ソフトBもヤキモキ…“ムネリン復帰問題”の季節到来

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 世界展開を繰り広げているソフトバンク。去る6日には孫正義社長がトランプ次期大統領と会談し、米企業に500億ドル(約5兆7000億円)の投資の約束を取り付けたばかりだ。

 しかし世の中、お金ではどうにもならないこともある。それがカブスの川崎宗則(35)だ。

 米国残留か国内復帰か。この時期に川崎が悩むのは恒例行事と化しており、今オフも「これまでは日本と米国、50%、50%だったけど、今は100%ずつ」という“川崎節”。年齢が年齢だけに、例年以上に迷っていると言いたいのだろう。

 古巣のソフトバンクにすれば、川崎に戻ってきてほしい。人気はもちろん、実力的にもまだまだ老け込む年齢じゃない。遊撃の今宮は成長著しいが、二塁の本多はケガがちで安定感に欠ける。すぐに出てこられそうな若手もおらず、川崎が復帰すれば穴は1つ埋まる。

 が、この男の判断基準はお金ではない。11年オフに2億4000万円の年俸をあっさり捨てて、海外FAでマリナーズとマイナー契約。メジャー昇格時は年俸が上がるスプリット契約だったとはいえ、12年の給料は約6000万円程度だったという。その後もメジャーとマイナーを行ったり来たり。少なくとも米国で億を稼いだことは一度もないのに、米球界でチャレンジを続けた。

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