契約金も問題なし 大谷獲りへ意外なメジャー球団虎視眈々

公開日: 更新日:

「いくらカネは関係ないといっても、それなりの契約でなければ代理人が納得しないでしょう。実際問題、大谷が代理人抜きでメジャー球団と契約するのは不可能ですからね」

 米東海岸の代理人関係者がこう言った。

 早ければ来オフにもメジャー挑戦する大谷翔平(22=日本ハム)が、新労使協定で25歳未満の選手の契約金が制限されたことに関して「ボクには関係ない」と発言したことを受けてだ。

 大谷は高校を出て、いきなり月給10万円のマイナーからメジャーに挑戦しようとしたほど。カネより何よりメジャーでプレーすることが最優先だが、前出の代理人関係者は「大谷の代理人は1ドルでも高い契約を結びたいし、そうするはず」と言うのだ。

 メジャーは海外のアマチュア選手を獲得する際の契約金総額に限度額があり、それを超えている球団は1選手に使える契約金が約3500万円に制限される。プロの大谷にもこのルールが適用され、来オフ、メジャー挑戦する場合に契約金を制限されるのは30球団中11球団。ドジャースジャイアンツ、ワールドシリーズを制したカブスなどはこれに含まれる。残りの19球団は契約金総額の限度額に届いていないため、3500万円の縛りはない。ヤンキースやレッドソックスなどがそうで、場合によってはドジャースやカブスの10倍以上の契約金をつぎ込める。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘