投打に加え右翼守備 これが栗山監督の描く「大谷三刀流」

公開日: 更新日:

 日本ハムに来季オフ以降のメジャー挑戦を容認された大谷翔平(22)。指揮を執る栗山監督は「そのとき」に備え、現在の二刀流をバージョンアップすべく来季に向けた新たなプランを温めているという。それは、これまでの投手、代打とDHに加え、守備もこなす「三刀流」構想だ。

 メジャーで現在、投手も打席に立てるのはナ・リーグの15球団。ア・リーグはDH制を採用しているし、ナ・リーグも近い将来、DH制に移行するといわれる。投げて打つだけの二刀流ではどうしても起用法が制限されるから、どんな状況にも対応できるよう、いまから準備させたいということ。そのためにも、ここ2年間、封印していた外野守備を解禁する腹積もりなのだ。

 大谷は1年目の13年に54試合、14年には8試合、右翼守備に就いている。計62試合で、失策はわずかに1。高校時代にも外野を守った経験があり、守備範囲も肩の強さも問題ないどころかヘタな外野手をしのぐレベル。3年目以降、外野守備に就かなくなったのは、守りの負担を軽減して投打に磨きをかけるためだった。

■肩肘にいつもと違う張り

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー