阪神・糸井 4年18億円超でも“キャンプ前から離脱”の深刻

公開日: 更新日:

 おい、おい、冗談だろうと、阪神ファンなら仰天して腰を抜かすんじゃないか。

 阪神は24日、FAで獲得した糸井嘉男(35)が右膝関節炎と診断されたことを発表した。自主トレのウエートトレーニング中、右膝に違和感を覚えたという。2月1日からの一軍キャンプに帯同するものの、しばらくは別メニューで調整する。

 阪神が糸井獲得につぎ込んだ資金は、4年総額18億円超といわれる。今年の目玉ともいうべき糸井が、キャンプの始まる前からリタイアとは、なんともしまらない話。あるいは大金で人気球団に移籍しただけに、例年以上に目の色を変えたことが裏目に出たか。

 いずれにせよ、糸井は日本ハム時代から「痛みに強い選手」として評判だった。ちょっとやそっとの故障では音を上げない。そのため首脳陣が本当に大丈夫かと心配したこともあるほど。その糸井が違和感を覚えたくらいだから、よほどのことかもしれない。

 まして右膝といえば古傷だ。4年前に右膝の靱帯を損傷。阪神への移籍も甲子園が膝への負担の少ない天然芝だからともいわれたが、実戦が始まる前から故障では意味もない。

 問題は本人がキャンプの別メニュースタートをどう受け止めるかだ。ノンビリとマイペースで調整できると悠長に構えられればともかく、遅れを取り戻そうと回復を焦ったりすれば深みにはまるだけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは