「ジャマしないこと」 早実・和泉監督が清宮の育成法語る

公開日: 更新日:

――一塁だけでなく、外野なども経験した方が将来的に幅が広がるという意見もありますが……。

「将来のためなんてこれっぽっちも思っていません。それでポジションを決めたらチームがおかしくなる。それに高校時代にいろんなポジションをやらせて、それが先々、うまくハマったケースってそんなにあるんですかね。一塁しかやってないから、他のポジションができないというわけじゃないと思います」

――普段、清宮を指導するにあたり、どのように接していますか。

「ジャマをしないことですかね。他の部員も同じです」

――打てない時はああしろ、こうしろと言いたくなったりしませんか?

「ならないですね。僕が高校生のときより野球がうまいし、僕はこれだけ注目されながら野球をやらないといけない環境に身を置いたこともない。ジャマをするからヘタになるんですよ。練習もチームのことも、前向きに熱中してやっているのに、口を出すつもりはない。明らかに困った顔をしてたらアドバイスはするかもしれませんし、注目されることにうつつをぬかしたり、周りに踊らされたりして明らかに自分のやるべきことをやらないとなったら言いますけど、そんなものもありません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり