W杯と五輪で別人 大舞台で勝てない高梨沙羅の“重大欠陥”

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 世界選手権や五輪の前は、絶対女王の高梨に関する報道が過熱する。本人が期待に応えようとW杯以上に緊張するのは理解できる。

「その力みが筋肉を硬くしてサッツ(踏み切り動作)が遅れるのです。先日の平昌大会も、53勝、54勝の通算勝利数の記録がかかり、来年はここで金メダルを取らなければという思いも強かったのでしょう。ビデオを見ると踏み切りが随分遅れていました」と、別のスキー関係者は解説する。

■スタートハウスで繰り広げられる「女の戦い」

 高梨がビッグイベントに弱いのは、スタッフの問題だけではない。選手が競技直前に待機するスタートハウス内でのプレッシャーもW杯より大きいというのだ。

「欧州の選手に聞いたことがあるのですが、高梨はソチ五輪の時、スタートハウスで目が泳いでいたそうです。ライバルたちはそういう姿を見逃しません。気が強い選手はスタートハウスに着くと、他の選手のスキー板を当初とは違う場所に置いたり、倒したりして強敵の集中力をそぐような悪さを平気でやる。同じ国の選手が3、4人集まると、つぶしたい選手をにらんで威圧することもある。五輪や世界選手権の成績は契約スポンサーからのボーナスなども違う。女子の戦いは熾烈かつ陰険です。今大会もあらゆる手を使って、高梨を追い落とそうとするはずです」(前出関係者)

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