B組連勝でも采配に不安…侍J・小久保監督不人気の背景

公開日: 更新日:

 WBC日本代表が昨8日の豪州戦に勝利、12日から始まる2次ラウンド進出に大きく前進した。

 先発の菅野が4回3分の1を1失点の好投。五回に松田の犠飛で同点に追いつくと、七回に先頭打者の中田が膠着状態の試合に風穴をあけた。初球のスライダーを強振。打球は左翼スタンドに突き刺さった。今大会初安打が勝ち越し本塁打。八回2死一塁では4番の筒香に2試合連続となる本塁打も飛び出し、終わってみれば4-1の快勝だった。

「苦しいゲームでしたけど、菅野がよく投げてくれました。きょうは投手力の勝利。あとは中田、筒香のホームラン。素晴らしかったですね。きょうのような継投をしないと勝ち続けることはできない。次の試合もきょうのような継投ができるようにしたいです」

 とは、試合後の小久保監督。満面の笑みだったが、球界には今も「2次ラウンドを勝ち抜き、米国での準決勝以降に進めるかと聞かれれば、確率は高くない」と今回の日本代表には懐疑的な声が多い。スポーツ紙にも大会前から、不安視するOBの評論コラムが散見され、特に小久保監督の采配、ハンドリングに疑問が呈されている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」